店舗レジ機能 中小店舗デジタル化へサービス拡大
中小店舗の電子商取引(EC)サイト開設支援などのヘイ(東京・渋谷)は店舗のレジ機能サービスの提供を開始した。タブレット端末などを用いて、ECサイトと実店舗の両方の在庫や売り上げを管理できる。ヘイはキャッシュレス決済や予約システムのサービスも提供してきた。中小店舗のデジタル化に資するサービスを広げる。
開始したサービスは「STORES(ストアーズ)レジ」。ヘイを通じてECサイトを開設している事業者は商品情報を一度入力することで、ECサイトにも情報を同期できる。実店舗のレジとECサイトの在庫管理が一元化できておらず、実店舗で商品が売れることを想定してECサイトでの在庫を少なめに登録する事業主が多かったという。
レジの基本料金は無料で、品番の表示やバーコード読み取りによる商品管理に対応したプランは月額2178円。開発責任者の塚原文奈取締役は「大企業は多額の資金を投じて(実店舗とECサイトのシステムを)連携することも多いが、小さな会社では不可能だ」として、月額サービスを提供することで課題解決を見込む。
ヘイが提供を開始した、店舗のレジ機能サービスのイメージ