片山さつき氏ら自民2議員 宣言下の東京から浜松まつりに参加
自民党の塩谷立衆院議員(静岡8区)と片山さつき参院議員(比例)が大型連休中、浜松まつり(3~5日)に参加していたことが12日、毎日新聞の取材で明らかになった。
今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、東京都を含む緊急事態宣言発令地域からの参加が禁止されていた。両氏は浜松市内に事務所を置いているが、現在は国会の会期中。
浜松まつりは勇壮なたこ揚げで知られ、例年100万人以上の観客が見物する。昨年は中止されたが、今年は、無観客で開催▽夜間の屋台引き回し中止▽たこ揚げ会場での飲食禁止――などの制限を設け、開催した。
両氏は自身がたこ揚げする写真をネット交流サービス・フェイスブックに投稿。塩谷氏は「大凧には、浜松市民の熱い想い、大きな願いが込められています」
片山氏は「2年ぶりに浜松まつり、凧揚げです」などと書き込んでいた。
取材に対して、塩谷氏事務所は「参加禁止は承知していたが、事前にPCR検査や抗原検査などで陰性確認した」と釈明。片山氏事務所はPCR検査を受けて陰性確認したとしつつ、「たこ揚げへの参加は問題があったかもしれない。慎重に判断すべきだった」と答えた。まつりの組織委員会事務局は「2人がたこ揚げしたとすれば、参加禁止の指示に抵触する」との認識を示している。