ちんぽこの株主優待日記

サブカルチャーは最大の国防だと思います。日本のアニメが大好きな外国人は日本と戦争したいとは思いません。日本の最大の盾であるアニメ産業を破壊する事は、日本の盾を奪われる事になります。また歴史上、覇権国家とは、米国のハリウッドやディズニーのように、サブカルチャーの強い国です。グローバルの名のもとに、日本のアニメ文化までも潰されようとしています。 全ては自民党の悪政が悪い 現代のお金は全て誰かの借金で作られるお金(政府の借金)なので、その利息を支払う人は国民なんですね。預金封鎖もうまじかだね、物を言えないように

<マイナンバーの罠>マイナ保険証で医療費UPの罠 ちぐはぐ政策に警鐘

6月から、マイナンバーカードとひもづけたキャッシュレス決済で、買い物代金の25%、最大5000円相当がもらえるマイナポイント事業の第2弾が始まる。

第2弾は先の最大5000円に加え、銀行口座の登録で7500円、健康保険証として利用する「マイナ保険証」の登録で7500円。3つで総額2万円相当のマイナポイントがもらえるとテレビCMも始まったが、いま、マイナ保険証が物議をかもしている。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。

■普及させたいのに金額増。

ちぐはぐな施策に マイナ保険証はすでに一部の病院で利用が始まっていて、健康診断の結果や投薬履歴などが閲覧可能で、受付時間が短縮できることなどがメリットです。

しかし4月からマイナ保険証を使うと、患者が払う医療費が割高になるデメリットが起きてしまいました。3割負担の方だと初診時に21円、再診時に12円、薬の調剤に9円。マイナ保険証の導入病院で、従来の健康保険証を使う患者も初診で9円上乗せされます。

マイナ保険証は国が進めるデジタル化の一環です。一般にデジタル化は人件費を削減しコストダウンにつながるはずで、わずか21円とはいえ、患者負担が増えるのはおかしい。なぜでしょう。

背景には、病院側の導入の遅れがあります。4月10日時点で導入済みの医療施設は16.5%(厚生労働省)。国は読取り機を無償配布し補助金も出しましたが、システム交換が面倒で高いランニングコストで利益が削られると、導入をためらう病院が多いのです。

そこで4月の診療報酬改定で、マイナ保険証を導入した病院には新たな診療報酬が追加されました。それが3割負担なら初診時に21円などの料金です。結果、マイナ保険証を導入する病院の利益は確保されましたが、費用負担が患者にのしかかることになったのです。

国は’22年度末までに全国民がマイナンバーカードを持つ目標を掲げ、利便性アップの切り札としてマイナ保険証を推進しています。ですが、マイナ保険証を使った方ほど負担が増える。なんともちぐはぐな施策といわざるをえません。

そもそも日本のデジタル度は世界から相当遅れています。スイスのIMD(国際経営開発研究所)の「世界デジタル競争力ランキング2021」によると、アジアでは香港が2位、シンガポールが5位、台湾は8位で、日本は28位。

遅れを取り戻そうとデジタル庁が発足しましたが、初歩的なミスで情報漏洩が続き、最初の大仕事「ワクチンパスポート」はスマホの機種変更にも対応していないお粗末なもの。こんな状況では国に個人情報を預けられない、マイナンバーカードは取得しないと考える方がいても仕方ないでしょう。

マイナンバーカードの交付率は43.3%です(’22年4月1

日・総務省)。目標達成には“お金でつる”キャンペーンより、安全で不公平感のないデジタル行政の構築が急務ではないでしょうか。